2009年5月8日金曜日

すきやき帰国


バスに揺られて移動していたある日の午後、
私はすきやきのことを考えてはじめていました。

やわらかいお肉に
しょうゆと砂糖をかけ、
溶いた生卵で食べるあの食べ物です。

すきやきのイメージが頭から離れません。

すきやきは、南米では食べることが難しいものです。
サルモネラ菌などがいるかもしれない
生卵は危険すぎるからです。

3月の初旬、ついに帰国の時を迎えました。
もちろんはじめてのご馳走は、すきやきです。

夢にまで見たすきやきに、
そして、白米の美味しさに
改めて日本食の「ほっとする感じ」に、
帰ってきたことを実感しました。

南米の空の下で
たくさんの風景、たくさんの人々、
そしてたくさんの食べ物に出会いました。

ぜんぶ、かけがえのない大切な思い出です。
そして、帰る場所があること。
ほっとできる食べ物がここにあること。
それも、とても大切なことだと改めて感じています。


Nambei Delicioso Newsをご愛読してくださった皆さん、
これまでおつきあいいただきありがとうございました。

これからも、自分に
そして皆さんに
Deliciosoな日々を祈っています。

2009年4月9日木曜日

3月5日 Maria Bonita


オアハカは、食べ物の美味しい街として知られています。
チーズやチョコレートなど、この地域ならではの食べ物も多いです。

そんなオアハカで、郷土の味を守っているお店があります。
Maria Bonitaというこのレストランは、
家族が数代にわたって味を受け継いでいます。

派手さはないけれど、丁寧に調理されている郷土料理という評判を
ネットでみつけ、お値段もお手頃らしいということで訪ねてみました。

お店は飾り気はないですが、こぎれいで居心地がいいです。

食べたのは、豚肉のブリトー。
ブリトーは特大トルティージャで、
メルカドの一角で、おばちゃんたちが売っていたりします。

この大きな生地に豚肉や豆ソース、チリ、野菜をのせて焼きます。
ピザのような料理ですが、よりあっさりした美味しさです。

2009年4月4日土曜日

3月4日 Moletos


地元のひとたちで賑わうプエブラの市場の
はじっこのほうで、美味しそうなものを発見しました。
具をトルティージャで巻いて、
揚げたMoletosです。

3席しかないカウンターで、
お客さんがスナック感覚で食べては
仕事か買い物に戻っていきます。

これはいける!
とさっそく注文しました。


上にのっているのは、
レタスの千切りと
ワカモレソース(辛いので少しだけにしてもらいました)
そして、マヨネーズのようなものです。

美味しい揚げ物の方程式である、
サクッ!ジュワッ!
があります。

味付けもくどすぎず
食べやすいです。

またもやgoodな屋台スナックにありつけました。

衛生面での不安は完全に払拭とまでいきませんが、
そろそろ旅も終盤なので
攻めの姿勢でいくことにしています。

3月3日 ヤギの内臓スープ


プエブラの市場で食べた
ヤギのスープ。

生肉を売っている真横に
簡素なカウンターがあって

きれいに並んだヤギの生首を前に
怯む様子もなく
みなさん美味しそうに
ランチを楽しんでいます。

どの部分かは不明ですが
ありとあらゆる内臓が
強烈スパイスと一緒に煮込まれ
臭みと旨みが混ざった素敵なハーモニー?



スープの具は
このようにトルティージャに包み
玉ねぎやコリアンダーと一緒に
いただきます。

2009年4月2日木曜日

3月2日 オアハカのチョコラテ


メキシコの伝統文化が残っているオアハカは
チョコレートでも有名な街です。

街の中心部にある市場には、
見渡す限りのチョコレートの山。

そのまま食べても
美味しいのですが

お湯やホットミルクに溶かして
ホットチョコレートとして
いただくのが主流となっています。

カカオやシナモンやアーモンド、
そのほか様々なスパイスが混じって
複雑ながらも
味わい深いテイストです。

3月1日 屋台で食べるトスタダス

今回も、外さずにはいられない
「ひどだかり」を発見してしまいました。

オアハカ市内の市場のまわりには
いくつかの屋台がでています。

夜になるとどこもそれなりの賑わいをみせているのですが、
ひときわひとだかりができている屋台がありました。
のぞき見すると、トスタダスとタコスを売っているようです。


早速、トスタダスを試してみることにしました。

トスタダスは揚げたタコスの上に
肉と生野菜(レタスやたまねぎ)をのせ、
その上にソースをのせて食べるものです。


食べてみると・・・旨い!

肉はなんだかわからない内蔵系で
ソースは激辛にもかかわらず、
なんという旨さでしょうか。

辛みのなかに旨みがたちあがってきます。
辛いからこそ旨い料理というものにはじめて
気づかされた気がします。
そのくらい、衝撃的な旨さでした。

だから、「ひとだかり」は外せません。

2009年3月14日土曜日

2月25日 メキシコ・サルサの役割


日本人がお米を食べるように
メキシコ人にとって
トウモロコシの粉を練って焼いた
トルティージャは
食事に欠かせないものです。

そして
もうひとつ欠かせないのが、
(激辛)サルサ。

なんにでもサルサをかけます。
パンにもスープにも、フルーツにも!

基本は赤いのと緑色の2種類。
サルサ・ベルデ(緑色)のほうが辛いです。

不思議なことに、
辛いものを食べ続けていると
辛味が味の協奏曲のなかの
ひとつのメロディーになってきます。

ただ辛いとおもっていたサルサに
耳(舌?)を傾けてみると
ほかの甘みや旨み、酸味などと
ハーモニーを奏でているのです。

2月23日 サヨナラ南米

ペルーのリマから
メキシコまで
空路で移動。

メキシコは分類によっては
南米に入らないので
ここで、南米とお別れです。

11月にメキシコを出てから
約4ヶ月間。

いろんな美味しいものだけじゃなくて
いろんな景色、いろんな人たちとの
出会いと別れがありました。

日本から遠く離れた南米の地が
こんな近い存在になるとは思いませんでした。

南米とは、ひとまずこれで
しばしお別れですが、
これからもまだまだ
付き合っていきたい大陸です。

2009年3月4日水曜日

2月22日 Menu del Dia

Menu del Dia とは
ランチセットのことで
日替わり定食が楽しめます。

市場の近くの食堂で食べた
日替わり定食は
前菜とメインに飲み物がついて
7ソル(200円ちょっと)。

前菜とメインは
それぞれ7つくらいのチョイスがあり
好きなものを選ぶことができます。

今日のランチのご紹介。


Caldo Blanco
豚肉の脊髄を煮込んだ
白濁したトンコツスープ。
おイモやユカ(繊維質の多い南米特有の芋)
と一緒にいただきます。
味付けも濃すぎないので
濃厚なのにスッと入ってしまいます。


Arros Mariscos
いわゆる、
貝がいっぱい海鮮ピラフ。
ご飯党の日本人としては、
パサパサご飯が物足りなかった・・
ですが、味はなかなか。


ちなみに夕食も
地元の人が出入りするお店に行くと
前菜とメインにお茶がセットで
なんと2.5ソル(80円くらい)。

ペルーの食の値段は
場所によって
本当にさまざまです。

たとえば、お昼だと
観光客向けが、30ソル(1000円)
地元ホワイトカラー向けが、7~8ソル(200円)
市場の屋台2ソル(70円)
という10倍程の差が付きます。

あまりの違いに
一体何にお金を払っているのか
分からなくなるほどです。

2月22日 Ceviche


セビッチェは
白身魚やイカ、エビなどを
玉ねぎやコリアンダー、チリと一緒に
レモンと酢でマリネにした
ペルーを代表する一品です。

海鮮マリネのような感じで
日本人にも親しみのある味なので
美味しくいただけます。

レモンの酸っぱさと
コリアンダーの香りが
シーフードの旨みを
ぐっと引き出し
素敵な世界が広がります。

脂っこい料理が多いなか
ホッとする一品でもあります。

ちなみに写真のセビッチェの
サイドに付いているのは
オレンジ色をしたサツマイモ。

こちらではカモテと言います。
これもホクッと甘くて
セビッチェと相性抜群です!

2009年3月2日月曜日

2月21日 カエルジュース


Jugo de Ranaとは、カエルジュース。
市場でみつけてしまいました。

ひとりで1杯だったら
尻込みするところですが
この時は、宿で出会った日本人7人で
市場に来ていたので、
みんなで1杯を飲むことに・・・

一杯7ソルと
ペルーにしては
かなり高額ですが

精力増進に役立つと
みんな興味深々でした。

店先には、
生きが良さそうなカエルちゃんたちが
水槽ではねています。

そのカエルを2匹ほど取り出して、
まな板で叩いて殺し、
皮を剥いだあと
沸騰したお湯で煮ます。

そのカエルと蜂蜜や
マカというきな粉のようなものなど
いろいろ混ぜて、ミキサーします。

なるべくカエルが視界に入らないようにして
飲んでみると・・・


結構いける!
和菓子のような味わい。
カエルの味が残らないほど
いろいろ入れているからだと思われますが
一度試してみるのもいいと思います。

2月21日 Adobo


Adobo(アドボ)は、
豚の骨肉(おそらく脊髄)を
煮込んだお料理。

とんこつスープ並みに、
混濁したスープなのですが、
いろんなスパイスが混じっているのか
少し酸っぱいのです。

大きなお肉を崩しながら、
一緒に煮込まれている
玉ねぎとともにいただきます。

濃厚なのにすっきりだから
どんどんいけます。
スープカレーっぽいところもあります。

パンがついて6ペソ(180円くらい)。

2月20日 Rocoto


Rocoto(ロコト)とは
ジャンボ赤唐辛子の中に
玉ねぎやひき肉を炒めたものを入れ
上にトロリとチーズをかけた

アレキパを代表する
食べ物です。

サイドに
野菜のマリネが沢山ついて
ひとつ2.5ソル(80円くらい)。

辛味と旨味のアンサンブルが絶妙です。

2009年2月28日土曜日

2月19日 Papa Rellena


パパとはポテトのこと。

パパ・レジェーナは
つぶしたポテトの真ん中に
味のついた玉ねぎ、ひき肉を入れて
油で揚げた

いわゆる、
ポテトコロッケのような
食べ物です。

カリッ
ホクッ
ジュワッ
の3拍子そろった
これ1つだけで満足な食べ物です。

これは、メルカドの入り口の
スタンドで買ったものです。
70センターボ(20円弱)。

2月18日 アレキパの食


ペルーには
美味しいものが
あふれています。

特に南米南部、
チリやアルゼンチンなど
ヨーロッパカラーの
強い地域から来ると

口に合うものが多いこと、
値段が安いこと、
野菜やフルーツが新鮮なこと

などなど
感動するばかりです。

特にここ、
ペルー第2の都市である
アレキパは

独特の食文化と
新鮮な食材が集まることで
有名な街です。

2月15日 Pescado Frito


Pescado Fritoは
お魚フライのことです。

やわらかい白身に
さくさくの衣。

こういうお料理は
油っぽくなりがちなのですが、
食べても食べても
おいし~い、のです。

油がいいのか。
衣がいいのか。
火加減がいいのか。

美味しさの秘密は
どこなのでしょうか。

これで3000ペソ(約500円)。

一人前とは思えないくらいの
ボリュームです。

2月14日 メルカドのお食事


外で食事をする時には
地元の人が沢山入っている
お店を選ぶことが大事です。

これでもか!というくらい
観光客を呼び込むお店も
沢山あるのですが
そういうお店は
値段もちょっと高めです。

なので、そういう場合は
まずは嫌な客になって
店先から客の入りを確かめます。

チリ・アルゼンチンは
物価も高めなので
外食は控えていましたが

北の方に来ると
ペルーの影響もあってか
だんだん安くて美味しいものが
食べられるようになります。


Paila Marina
海鮮スープ
2200ペソ(約350円)

黒い石焼鍋に
貝、イカ、タコやウニが
小さく切られたものが
ゴロゴロ入っています。
貝汁が凝縮された濃厚な味を
コリアンダーが引き締めます。

レモンの絞り汁をかけても美味しい!

そして、

Cazuela de Vacuno(写真上)
牛肉の脊髄煮込みスープ
1500ペソ(約250円)

Sopa(スープ)が美味しい地域に
帰ってきました!

お皿たっぷりに
牛肉と野菜(イモ、かぼちゃ、トウモロコシ)の
味が出て、
幸せいっぱいスープです。

底には細かく切った
ニンジンとご飯が少し入っています。

2月13日 Empanada Queso Camaeron


再びチリに入って、
サンチアゴから
北へ7時間。

ラ・セレナは
海に面した静かな街です。

海岸沿いとあって、
ここの楽しみは
もちろん海の幸!

まずはエンパナーダ。

エンパナーダといえば
定番は、牛、チキン、チーズ
あたりなのですが

ここでは
海老とチーズの
エンパナーダが食べられます。

サクサクに揚げたエンパナーダに
とろとろチーズとエビ。

アツアツの
エビ汁とチーズが溢れ出し、
じゅわっと
味が広がっていきます。

2月11日 再びチリへ。


アコンカグアは
アルゼンチンとチリの
国境の近くにあるので、
国境を越えるルートにもなります。

ここからチリの首都、
サンチアゴまで
バスで3時間。

また、
チリへ戻ります。
何度、国境をまたいだことか。

チリもアルゼンチンも
ヨーロッパの影響を
大きく受けているためか

ここならでは、というような
伝統的な美味しいものに
なかなか出会いません。

が、
ペルーとの国境近くの
チリの北部には
先住民の影響をまだ残している
美味しいものがあるということで

またペルーのリマまで
陸路で戻ることに。

長距離バスには
ほとほと疲れていますが

それもこれも
美味しいものに出会うため。

がんばります。

2009年2月22日日曜日

2月8日 6960m、アコンカグアへ


南米の最高峰、
アコンカグアに
突撃します。

メンドーサからは
バスで4時間。

アコンカグアの麓にある
プエンテ・デル・インカという
小さな町にはほぼ何もないので、

アコンカグアの登山者は
だいたいメンドーサで
食料や登山ギアをそろえて
向かいます。


頭上から照りつける太陽と
アンデス特有のヒリヒリした空気に
また北に戻ってきたな、と感じます。

アンデスにどーんと聳え立つ
標高6960mのアコンカグアは
かなり男前な山です。

頂上を目指すには
最低でも10日かけて、
高度順化をしながら登ることが
勧められます。

7000m級の山にしては
高度なテクニックを
あまり必要としないので
登頂にトライする人も多いそうですが

体調や天候のコンディションは
やっぱり重要で
今年も、既に5名が
亡くなっているそうです。

宿で会ったスペイン人は
アコンカグアの頂上まで
登ったそうですが

頂上に向かう途中で
片手の手袋を失くしたらしく

凍傷にやられた指は
包帯ぐるぐるで
最後はヘリで戻ってきた
とのことでした。

とりあえず今回は、
第1ベースキャンプまで。

2月7日 アサードの快

牛肉の国、アルゼンチンとも
そろそろお別れ。

ということで、
新鮮な牛肉を買い込んで
アサードをすることに。

宿のお兄さんが
炭で焼くアサードの場所を
貸してくれたので、
本格的になりました。

単なるアルゼンチン風BBQと
思われがちなアサードですが

お肉をこれだけ
美味しく食べられるという喜びは
ちょっと他では味わえません。

アルゼンチンの食を語るときに
牛肉は欠かせないのですが

(それ以外はほとんど何も
オリジナリティーあふれる
食べ物が無いのも特徴的)

でもその分
お肉にかける情熱は
半端なものではなく

牛のあらゆる部位を
残さず美味しく食べるために

焼き方を工夫したり
焼くための木を厳選したり
様々なハーブと合わせたり。

それだけでアルゼンチンを代表する
一つの食文化と言えるのでしょう。

ワインとアサードで
アルゼンチンに乾杯です。

2月6日 メンドーサのワイン


パタゴニアに別れを告げ、
バリローチェからの
次の行き先は
更に北へ17時間のメンドーサ。

メンドーサは、
アルゼンチンで一番大きな
ワインの産地として有名な街です。

郊外にもいくつかワイナリーがあり、
カファジャテ同様、
訪問をして試飲をすることができます。

カファジャテのように
無料で試飲、というよりも
何種類かを選んで
トライアル価格で提供、
という形が多いのが特徴的です。


あまり有名ではないような
小さなワイナリーにも
洒落たバーやラウンジがあって

寛いだ雰囲気の中で
美味しいメンドーサのワインを
楽しむことができます。

2月5日 美味しいMercado


メルカドは市場のこと。

庶民の台所であるメルカドは
ほとんどの街にあります。

スーパーなどにお客を奪われて
すっかり寂れてしまっている
メルカドも多いのですが、
まだまだ活気がある
昔ながらのメルカドもあります。

お肉や野菜や果物を
物色したり、
ちょっとしたスナックを
買い食いしたり、
地元の人たちの買い物の中身を
横目で見たり。

物価の高いアルゼンチンでも
メルカドでは
安心してお買い物もできます。

夕方に、仕事帰りに
ここで一杯やっていくおじさんも。

ビール一杯と焼きたてピザ2枚で
5ペソ(130円くらい)。


メルカド訪問は欠かせません。

2009年2月14日土曜日

2月2日 Choripan


チョリパンのチョリとは
チョリソー(ソーセージ)のこと。

チョリパンは
焼きたてのチョリソーを
細長のパンに挟むだけの
アルゼンチンを代表する屋台食です。

いつかトライしようと
機会をうかがっていましたが、
ついに行列のできるチョリパン屋台を
見つけました。

チョリパン5ペソ(170円くらい)!


じっくり焼かれた
ちょっと固めのチョリソー。
スパイスも効いていて
食べ応えがあります。

2月1日 ベリーチェリー


アルゼンチン国民にとっても
憧れの保養地である
バリローチェ。

チョコもいいのですが
フルーツが美味しいのが
なんとも嬉しいです。

前述の八百屋さんで衝動買いした
フランボワーズ1パック 10ペソ
 クリームや白ワインと合わせてどうぞ。


道端で売っていた
チェリー1キロ 12ペソ
 赤ワインとも相性抜群です。


ここぞとばかりに
ベリーチェリーをほおばり

そしてお腹を壊しました・・

1月31日 いい八百屋さん


アルゼンチンくらいになると
大型スーパーが街中にも
沢山あります。

ペルーやボリビアでは
大都市でもない限り
何でも手に入るスーパーはありません。

野菜や果物は市場か路上で。
スナックやドリンクは道端のKIOSCOで。
その他雑貨や日常品もそれぞれの専門店か、
或いは雑貨屋さんで。

というのが当たり前だったので
ジャスコ感覚で買い物に行ける
大型スーパーは、あるだけで
ちょっと安心してしまったりします。

が、バリローチェの
大型スーパーの帰りに見つけた
野菜・果物専門の八百屋さん。


路上にも広げられた野菜をみて
モノがいいな、と思い
試しに買ってみたのですが

ここの八百屋さんはプロ!
箱から選んで持っていった野菜も
「もっといいのがあるだろう」と言わんばかりに
選び直してくれます。

虫食いがあれば
秤にかける前にその部分を
切り取ってくれます。

サイズ、におい、外見、触感、
全て把握して、一番いいところを
自信を持って客に提供してくれる感じです。

これは大型スーパーでは
なかなか経験できないところ。
そして客も、それを見ることで
見る目を養うことができます。

それを感じている人も多いのか
小さな店舗に
買い付けに来ている人が
沢山列を作っています。
レストラン関係の人も多そうでした。

ジャスコも好きだけど
やっぱりプロがいる専門店は
信頼ができます。

アルゼンチンでも
日本でも
そういう専門店は
随分少なくなってしまったのでしょうが
この八百屋さんは
ぜひ生き残って欲しいです。

1月30日 バリローチェのチョコラテ


チョコレートは
スペイン語でもChocolate。

同じラテン語を起源としているので
英語と似ている言葉も多いのです。

発音はチョコラテ。

パタゴニア北部の
ここバリローチェは、
南米のスイスとも言われている街で
街中にチョコレート屋さんが
あふれています。

なんて素敵な街。

ショーウィンドウに並んだ
色々な種類のチョコレートを
量り売りしています。

店内にカフェを
併設しているところも多く、
ホットチョコレートや
ケーキをいただくこともできます。

南米には美味しいチョコレートが無く、
スーパーで見るのも輸入物が多かったので
こんな出会いはとても嬉しいです。

ワインとチョコと。
バリローチェは美味しい街です。

1月29日 33時間バス


もうゴメン・・
と思っていた長距離バス移動。

エル・チャルテンから
パタゴニアの北部の街、
バリローチェまで
バスで2泊します。

これで300ペソ(約1万円)。
今まで南米移動に比べると
かなり高額です。
さすがパタゴニア。

この移動ですごいところは
普通バス移動の時には

車窓からの風景や
植生が移り変わっていく様子を
見るのがひとつの楽しみなのですが

ここは
一日経っても
二日経っても
見事に同じ景色。

広い空、広い大地に
太陽が昇って降りて昇って降りて
を繰り返すのを眺めながら進みます。

改めて
パタゴニアの大地の広さを
感じたバス移動でした。

1月28日 レモンパイ


南米のカフェには
かなりの確率で
レモンパイがあります。

タルト生地に
レモンカスタードがのり、
上にクリームのように見えるのは
メレンゲを固めたものです。

場所によって
あたりはずれはあるものの
何故か気になる存在で

カフェやコンフィテリアでは
自然とレモンパイを探してしまいます。

1月27日 お花


フィッツロイ周辺のお花。

1月26日 フィッツロイ


エル・カラファテから
バスで4時間のエル・チャルテンは
フィッツロイという
山があることで有名です。

アルゼンチンでも
最も新しい街と言われる
エル・チャルテンは
フィッツロイに登る
欧米人旅行者に対応して
出来たのでしょう。

すっくと立った岩の塊は
遠くから見てもかっこいいですし
登山者にとっても憧れのようです。

山登りも勿論ですが
短いものから長いものまで
トレッキングコースが整備されているので
パタゴニアの自然を十分満喫できます。

しかもトレイルのほとんどが
国立公園外なので、
物価の高ーいパタゴニアで
国立公園入園料を払わなくていいところも
ポイントです。

1月25日 ペリト・モレノ轟音氷河


多くの氷河が
減退傾向にある中、
ペリト・モレノ氷河は
増大傾向にある
珍しい氷河です。

毎日2メートル移動しているという
この氷河では、
氷河のあちらこちらから
バキバキ、ゴゴゴ、といった
音が鳴り響いてきます。

また、ここでは
大きな氷が湖に崩れ落ちる様子を
目の前で見ることができます。

青い氷が(※)
ゴゴゴゴー!
と音をたてて湖に崩れていく様は
圧巻です。


※氷の透明度が高いため、
青以外の光を吸収してしまうそうです。

1月24日 Panaderia & Confiteria


エル・カラファテは
有名なペリト・モレノ氷河が見れる
ロス・グラシアス国立公園の
入り口となる街です。

旅行者があふれるカラファテは
観光によって成り立っている
活気のある小さな街です。

この街の端っこの方に
素敵なパン屋さんを発見しました。

パンもケーキもあって
ディスプレイもおしゃれで
小さなカフェも併設されています。

cafe con leche + 3 factura
(ミルクコーヒーと3つお菓子パン)
で10ペソ(=330円くらい)。


物価の高いパタゴニアでは
こういうオファーは
とても嬉しい感じです。


ちなみにパナデリアとは
パン屋さんのこと。
(スペイン語でもパンはPanです)
コンフィテリアとは
所謂、ケーキやチョコなどを売っている
お菓子屋さんのこと。

いいパン屋さんがあると
街の印象がぐっと良くなります。

1月23日 ミラネササンド


ウシュアイアから
北にバスで20時間。

エル・カラファテに向かう途中の
バスターミナルでの
ミラネササンド。

前にも紹介したミラネサは、
薄いトンカツのようなもので
アルゼンチンの代表的なスナックです。

すごく美味しい。
というわけではありませんが
ほとんどはずれがないのが
嬉しいところです。

あぁあ
バス移動は消耗します・・

1月22日 パタゴニアとは。


大自然が広がる
パタゴニア。

パタゴニアは国名ではなく
南米大陸の南の方
一帯を指しているのですが
(なんと来るまで知らなかった・・)

西がチリ、
アンデスを挟んで
東がアルゼンチン、

となっているわけで
パタゴニアをバスでまわる場合も
チリとアルゼンチンの国境を
何度も行き来しなければなりません。

パタゴニアだけでも
ひとつにしてしまえばいいのに
大変な手間です。

でも
パタゴニア付近の国境の
税関も慣れたもので
機械的にパスポートに判を押して
次々と旅行者を送り出します。

2009年2月8日日曜日

1月21日 南米最南端、ウシュアイアへ


サンチアゴから
飛行機で一気に到着した
ウシュアイアは
南米大陸、最南端の町。

飛行機を使うと
こうも簡単に移動が
出来てしまう、
と思うと

今までのバス移動の苦労が
なんだか報われない気がします。


人里離れた
ぱっとしない町だと
思っていたら

実は港から海外のものが
沢山入ってくる
活気のある街でした。

なぜかチョコレート屋さんが
多いのがいいところです。

1月20日 チリワインの世界


アルゼンチンワインは
国内消費が多いために
あまり輸出はしていないのですが

チリワインは逆に
生産量の約70%を輸出にまわすほど
海外市場に目が向けているそうです。

そんなチリの首都、
サンチアゴで見つけた
ワイン屋さん。

スペースの使い方、
ワインの置き方、
種類の豊富さ等々
かなり洗練されています。

そして
試飲コーナーがあるところが
なんとも素敵なところです。

こんなお店が
札幌にもあったらいいのに。