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パパとはポテトのこと。パパ・レジェーナはつぶしたポテトの真ん中に味のついた玉ねぎ、ひき肉を入れて油で揚げたいわゆる、ポテトコロッケのような食べ物です。カリッホクッジュワッの3拍子そろったこれ1つだけで満足な食べ物です。これは、メルカドの入り口のスタンドで買ったものです。70センターボ(20円弱)。
ペルーには美味しいものがあふれています。特に南米南部、チリやアルゼンチンなどヨーロッパカラーの強い地域から来ると口に合うものが多いこと、値段が安いこと、野菜やフルーツが新鮮なことなどなど感動するばかりです。特にここ、ペルー第2の都市であるアレキパは独特の食文化と新鮮な食材が集まることで有名な街です。
Pescado Fritoはお魚フライのことです。やわらかい白身にさくさくの衣。こういうお料理は油っぽくなりがちなのですが、食べても食べてもおいし~い、のです。油がいいのか。衣がいいのか。火加減がいいのか。美味しさの秘密はどこなのでしょうか。これで3000ペソ(約500円)。一人前とは思えないくらいのボリュームです。
外で食事をする時には地元の人が沢山入っているお店を選ぶことが大事です。これでもか!というくらい観光客を呼び込むお店も沢山あるのですがそういうお店は値段もちょっと高めです。なので、そういう場合はまずは嫌な客になって店先から客の入りを確かめます。チリ・アルゼンチンは物価も高めなので外食は控えていましたが北の方に来るとペルーの影響もあってかだんだん安くて美味しいものが食べられるようになります。
Paila Marina海鮮スープ2200ペソ(約350円)黒い石焼鍋に貝、イカ、タコやウニが小さく切られたものがゴロゴロ入っています。貝汁が凝縮された濃厚な味をコリアンダーが引き締めます。レモンの絞り汁をかけても美味しい!そして、Cazuela de Vacuno(写真上)
牛肉の脊髄煮込みスープ
1500ペソ(約250円)Sopa(スープ)が美味しい地域に帰ってきました!お皿たっぷりに牛肉と野菜(イモ、かぼちゃ、トウモロコシ)の味が出て、幸せいっぱいスープです。底には細かく切ったニンジンとご飯が少し入っています。
再びチリに入って、サンチアゴから北へ7時間。ラ・セレナは海に面した静かな街です。海岸沿いとあって、ここの楽しみはもちろん海の幸!まずはエンパナーダ。エンパナーダといえば定番は、牛、チキン、チーズあたりなのですがここでは海老とチーズのエンパナーダが食べられます。サクサクに揚げたエンパナーダにとろとろチーズとエビ。アツアツのエビ汁とチーズが溢れ出し、じゅわっと味が広がっていきます。
アコンカグアはアルゼンチンとチリの国境の近くにあるので、国境を越えるルートにもなります。ここからチリの首都、サンチアゴまでバスで3時間。また、チリへ戻ります。何度、国境をまたいだことか。チリもアルゼンチンもヨーロッパの影響を大きく受けているためかここならでは、というような伝統的な美味しいものになかなか出会いません。が、ペルーとの国境近くのチリの北部には先住民の影響をまだ残している美味しいものがあるということでまたペルーのリマまで陸路で戻ることに。長距離バスにはほとほと疲れていますがそれもこれも美味しいものに出会うため。がんばります。
南米の最高峰、アコンカグアに突撃します。メンドーサからはバスで4時間。アコンカグアの麓にあるプエンテ・デル・インカという小さな町にはほぼ何もないので、アコンカグアの登山者はだいたいメンドーサで食料や登山ギアをそろえて向かいます。頭上から照りつける太陽とアンデス特有のヒリヒリした空気にまた北に戻ってきたな、と感じます。アンデスにどーんと聳え立つ標高6960mのアコンカグアはかなり男前な山です。頂上を目指すには最低でも10日かけて、高度順化をしながら登ることが勧められます。7000m級の山にしては高度なテクニックをあまり必要としないので登頂にトライする人も多いそうですが体調や天候のコンディションはやっぱり重要で今年も、既に5名が亡くなっているそうです。宿で会ったスペイン人はアコンカグアの頂上まで登ったそうですが頂上に向かう途中で片手の手袋を失くしたらしく凍傷にやられた指は包帯ぐるぐるで最後はヘリで戻ってきたとのことでした。とりあえず今回は、第1ベースキャンプまで。
牛肉の国、アルゼンチンともそろそろお別れ。ということで、新鮮な牛肉を買い込んでアサードをすることに。宿のお兄さんが炭で焼くアサードの場所を貸してくれたので、本格的になりました。単なるアルゼンチン風BBQと思われがちなアサードですがお肉をこれだけ美味しく食べられるという喜びはちょっと他では味わえません。アルゼンチンの食を語るときに牛肉は欠かせないのですが(それ以外はほとんど何もオリジナリティーあふれる食べ物が無いのも特徴的)でもその分お肉にかける情熱は半端なものではなく牛のあらゆる部位を残さず美味しく食べるために焼き方を工夫したり焼くための木を厳選したり様々なハーブと合わせたり。それだけでアルゼンチンを代表する一つの食文化と言えるのでしょう。ワインとアサードでアルゼンチンに乾杯です。
パタゴニアに別れを告げ、バリローチェからの次の行き先は更に北へ17時間のメンドーサ。メンドーサは、アルゼンチンで一番大きなワインの産地として有名な街です。郊外にもいくつかワイナリーがあり、カファジャテ同様、訪問をして試飲をすることができます。カファジャテのように無料で試飲、というよりも何種類かを選んでトライアル価格で提供、という形が多いのが特徴的です。
あまり有名ではないような小さなワイナリーにも洒落たバーやラウンジがあって寛いだ雰囲気の中で美味しいメンドーサのワインを楽しむことができます。
メルカドは市場のこと。庶民の台所であるメルカドはほとんどの街にあります。スーパーなどにお客を奪われてすっかり寂れてしまっているメルカドも多いのですが、まだまだ活気がある昔ながらのメルカドもあります。お肉や野菜や果物を物色したり、ちょっとしたスナックを買い食いしたり、地元の人たちの買い物の中身を横目で見たり。物価の高いアルゼンチンでもメルカドでは安心してお買い物もできます。夕方に、仕事帰りにここで一杯やっていくおじさんも。ビール一杯と焼きたてピザ2枚で5ペソ(130円くらい)。
メルカド訪問は欠かせません。
チョリパンのチョリとはチョリソー(ソーセージ)のこと。チョリパンは焼きたてのチョリソーを細長のパンに挟むだけのアルゼンチンを代表する屋台食です。いつかトライしようと機会をうかがっていましたが、ついに行列のできるチョリパン屋台を見つけました。チョリパン5ペソ(170円くらい)!
じっくり焼かれたちょっと固めのチョリソー。スパイスも効いていて食べ応えがあります。
アルゼンチンくらいになると大型スーパーが街中にも沢山あります。ペルーやボリビアでは大都市でもない限り何でも手に入るスーパーはありません。野菜や果物は市場か路上で。スナックやドリンクは道端のKIOSCOで。その他雑貨や日常品もそれぞれの専門店か、或いは雑貨屋さんで。というのが当たり前だったのでジャスコ感覚で買い物に行ける大型スーパーは、あるだけでちょっと安心してしまったりします。が、バリローチェの大型スーパーの帰りに見つけた野菜・果物専門の八百屋さん。
路上にも広げられた野菜をみてモノがいいな、と思い試しに買ってみたのですがここの八百屋さんはプロ!箱から選んで持っていった野菜も「もっといいのがあるだろう」と言わんばかりに選び直してくれます。虫食いがあれば秤にかける前にその部分を切り取ってくれます。サイズ、におい、外見、触感、全て把握して、一番いいところを自信を持って客に提供してくれる感じです。これは大型スーパーではなかなか経験できないところ。そして客も、それを見ることで見る目を養うことができます。それを感じている人も多いのか小さな店舗に買い付けに来ている人が沢山列を作っています。レストラン関係の人も多そうでした。ジャスコも好きだけどやっぱりプロがいる専門店は信頼ができます。アルゼンチンでも日本でもそういう専門店は随分少なくなってしまったのでしょうがこの八百屋さんはぜひ生き残って欲しいです。
チョコレートはスペイン語でもChocolate。同じラテン語を起源としているので英語と似ている言葉も多いのです。発音はチョコラテ。パタゴニア北部のここバリローチェは、南米のスイスとも言われている街で街中にチョコレート屋さんがあふれています。なんて素敵な街。ショーウィンドウに並んだ色々な種類のチョコレートを量り売りしています。店内にカフェを併設しているところも多く、ホットチョコレートやケーキをいただくこともできます。南米には美味しいチョコレートが無く、スーパーで見るのも輸入物が多かったのでこんな出会いはとても嬉しいです。ワインとチョコと。バリローチェは美味しい街です。
もうゴメン・・と思っていた長距離バス移動。エル・チャルテンからパタゴニアの北部の街、バリローチェまでバスで2泊します。これで300ペソ(約1万円)。今まで南米移動に比べるとかなり高額です。さすがパタゴニア。この移動ですごいところは普通バス移動の時には車窓からの風景や植生が移り変わっていく様子を見るのがひとつの楽しみなのですがここは一日経っても二日経っても見事に同じ景色。広い空、広い大地に太陽が昇って降りて昇って降りてを繰り返すのを眺めながら進みます。改めてパタゴニアの大地の広さを感じたバス移動でした。
南米のカフェにはかなりの確率でレモンパイがあります。タルト生地にレモンカスタードがのり、上にクリームのように見えるのはメレンゲを固めたものです。場所によってあたりはずれはあるものの何故か気になる存在でカフェやコンフィテリアでは自然とレモンパイを探してしまいます。
フィッツロイ周辺のお花。
エル・カラファテからバスで4時間のエル・チャルテンはフィッツロイという山があることで有名です。アルゼンチンでも最も新しい街と言われるエル・チャルテンはフィッツロイに登る欧米人旅行者に対応して出来たのでしょう。すっくと立った岩の塊は遠くから見てもかっこいいですし登山者にとっても憧れのようです。山登りも勿論ですが短いものから長いものまでトレッキングコースが整備されているのでパタゴニアの自然を十分満喫できます。しかもトレイルのほとんどが国立公園外なので、物価の高ーいパタゴニアで国立公園入園料を払わなくていいところもポイントです。
多くの氷河が減退傾向にある中、ペリト・モレノ氷河は増大傾向にある珍しい氷河です。毎日2メートル移動しているというこの氷河では、氷河のあちらこちらからバキバキ、ゴゴゴ、といった音が鳴り響いてきます。また、ここでは大きな氷が湖に崩れ落ちる様子を目の前で見ることができます。青い氷が(※)ゴゴゴゴー!と音をたてて湖に崩れていく様は圧巻です。
※氷の透明度が高いため、青以外の光を吸収してしまうそうです。
エル・カラファテは有名なペリト・モレノ氷河が見れるロス・グラシアス国立公園の入り口となる街です。旅行者があふれるカラファテは観光によって成り立っている活気のある小さな街です。この街の端っこの方に素敵なパン屋さんを発見しました。パンもケーキもあってディスプレイもおしゃれで小さなカフェも併設されています。cafe con leche + 3 factura(ミルクコーヒーと3つお菓子パン)で10ペソ(=330円くらい)。
物価の高いパタゴニアではこういうオファーはとても嬉しい感じです。ちなみにパナデリアとはパン屋さんのこと。(スペイン語でもパンはPanです)コンフィテリアとは所謂、ケーキやチョコなどを売っているお菓子屋さんのこと。いいパン屋さんがあると街の印象がぐっと良くなります。
ウシュアイアから北にバスで20時間。エル・カラファテに向かう途中のバスターミナルでのミラネササンド。前にも紹介したミラネサは、薄いトンカツのようなものでアルゼンチンの代表的なスナックです。すごく美味しい。というわけではありませんがほとんどはずれがないのが嬉しいところです。あぁあバス移動は消耗します・・
大自然が広がるパタゴニア。パタゴニアは国名ではなく南米大陸の南の方一帯を指しているのですが(なんと来るまで知らなかった・・)西がチリ、アンデスを挟んで東がアルゼンチン、となっているわけでパタゴニアをバスでまわる場合もチリとアルゼンチンの国境を何度も行き来しなければなりません。パタゴニアだけでもひとつにしてしまえばいいのに大変な手間です。でもパタゴニア付近の国境の税関も慣れたもので機械的にパスポートに判を押して次々と旅行者を送り出します。
サンチアゴから飛行機で一気に到着したウシュアイアは南米大陸、最南端の町。飛行機を使うとこうも簡単に移動が出来てしまう、と思うと今までのバス移動の苦労がなんだか報われない気がします。人里離れたぱっとしない町だと思っていたら実は港から海外のものが沢山入ってくる活気のある街でした。なぜかチョコレート屋さんが多いのがいいところです。
アルゼンチンワインは国内消費が多いためにあまり輸出はしていないのですがチリワインは逆に生産量の約70%を輸出にまわすほど海外市場に目が向けているそうです。そんなチリの首都、サンチアゴで見つけたワイン屋さん。スペースの使い方、ワインの置き方、種類の豊富さ等々かなり洗練されています。そして試飲コーナーがあるところがなんとも素敵なところです。こんなお店が札幌にもあったらいいのに。
チリの首都、サンチアゴ。南北に細長いチリのちょうど真ん中くらいに位置しています。隣国アルゼンチンとはアンデス山脈で区切られています。アンデスがもう少し東に寄っていたらチリの領土はもっと大きくなっていたことでしょう。ちなみにここサンチアゴは大気汚染で有名です。まわりを山に囲まれているので汚染された空気が外に出て行かないためいつもスモッグがかかっている感じです。アンデス山脈も遠い幻のように見えます。一日外を歩くとすっかり喉が痛くなってしまいます。
食料自給率が低い、と前述したイースター島ですがここではマグロがとれます。たまに海沿いでさばいて売っているのも見かけます。島のレストランではマグロを使ったお魚料理が沢山あります。
モアイばかりが有名になっているイースター島ですがキレイなビーチがあります。モアイを眺めながら海で泳ぐ。不思議体験です。
イースター島は小さな島なので車があれば一日で島を一周することも可能です。モアイを作ることに熱中して森の伐採をしすぎたために生産性がなくなってしまいどんどん貧しくなりそれもこれもモアイが悪い!ということになって今度はモアイを片っ端から倒していった、という歴史があるそうです。島のモアイ像の多くが倒れているのは人為的なものなのです。(1960年のチリ地震の津波によって倒れたものもあるそうですが)島を上から見渡すと剥げた大地、という感じで森がほとんど無くなっているのが分かります。家庭菜園以上の畑もなく、スーパーに並ぶ必要な物資はほとんど全てチリから運ばれているため物価は高めです。モアイがいるからこそ観光で成り立っているこの島の自給率はとても低いのでしょう。と考えるとなんだか皮肉ですね。
モアイが建てられた理由は諸説あるそうですが、力を持ったファミリーが権威誇示のために建てたという説が有力のようです。顔や形もさまざまで目玉が入っているもの、帽子をかぶっているもの、手が4つあるもの、いろいろいます。
ここでは、建造中だったものも含め1000体近いモアイを見ることができます。
モアイに会いについにイースター島へ。太平洋にポツンと浮いているイースター島はチリにあります。チリのサンチアゴか、タヒチから飛行機でのみアクセスできます。チリからは航空会社LAN Chileがこの路線を独占しています。イースター島とは欧米人の呼び方であって、チリでは、イスラ・デ・パスクア(Isla de Pascua)と呼んでいます。また、現地の人たちはラパ・ヌイ(Rapa Nui) と呼んでいます。
いろいろな呼び方があって
混乱しますが
統一するのは難しいのでしょう。