2009年1月25日日曜日

1月12日 アサード



アルゼンチンは肉。
という話をしましたが

街のあちこちで
Parrilla(パリージャ) という
看板を見かけます。


所謂、肉焼きのお店で
色々な種類のお肉を
炭火で焼いたものを出しています。

これを総称してAsadoといいます。

一人前を頼みましたが
牛肉ヒレ、内臓、腸詰、チキン・・と
すごい量です。

ちなみに夜の11時頃に
食べに行ったのですが
お店は混み混みで30分待ち。

アルゼンチン人の
お肉にかける情熱に乾杯です。

1月11日 ミラネサ


牛のヒレ肉に
パン粉をつけて揚げた
所謂、牛カツです。

これをサンドイッチにしたり
サラダと合わせて食べたりします。

バスターミナルや
マーケット、スーパー、カフェなど
どこでも見かける一品。

写真はトマトソースと
ハム、チーズが乗ったミラネサで、
ミラネサナポリターノです。

どこかで食べたことがあるような
安心する一品です。

1月10日 ブエノスのおしゃれ地区を歩く


パレルモ地区を
あてもなく歩いてみつけた
お気に入りのお店を紹介。

一つ目は
Boutique del Libro

天井の高いところまで
様々なジャンルの本が
ところ狭しと並べられています。

奥にはカフェがあって
ついつい長居してしまいそうな本屋さんです。


次は、
Objetos Encontrados

ペットボトルや卵パック
クリップなど
なにげない日用品・ガラクタが
オブジェに変身します。


こうした作品を作るワークショップを
定期的に開催しているそうで
参加してみないかと誘われたのですが
時間が合わず諦めました。

こんな素敵なお店が沢山あるのに
結局買ったのは
やっぱりアイスクリーム。

1月9日 ユースホステル


ユースホステル、というと
若者が集まる安宿。

というイメージが強かったのですが

ブエノスアイレスのユースは
デザイナー・マンションならぬ
デザイナー・ホステル
といった感じでした。

その辺のホテルよりも
シャワーやネットなどの
インフラがしっかりしている上、
色使いやデザインに拘りが見られます。

アルゼンチン各地のユースとも提携をして
宿泊予約やツアー情報などの
サービスも充実しています。

きっと全体を統括して
デザインしている人がいるのでしょう。


これも旅行者のニーズの高まりに合わせて
ユースも進化しているということでしょうか。
(その分、値段も決して安くはないのですが。)

ちょっと画一的な感じもして
アットホームな宿が
恋しくなったりもしますが


朝食にケロッグのコーンフロストが
好きなだけ食べれるのは
かなりポイントが高いです。

1月9日 海外移籍した丸の内線


日本から遠くはなれた
ブエノスアイレス。
ほぼ、地球の反対側にあります。

この街の地下鉄Bラインでは、
日本で役目を終えた
地下鉄丸の内線の車両が
現役でがんばっています。

なんだか嬉しい気持ちになりました。

がんばれよ。
と声をかけてきました。

1月08日 アルゼンチンのトイレ

今更ですが、
アルゼンチンのトイレはキレイです。

まず、ほとんどのトイレには
便座とトイレットペーパーが
ついています。

また、バスターミナルなどの
公衆トイレでも
お金をとることが少ないです。

トイレットペーパーを
流すことができないのは
他の南米の国と同じですが、

ここまで来ると
かなりトイレレベルが
上がっていると実感します。

ちなみに、これは
アルゼンチン特有だと思うのですが
ほとんどのホステルには
便器のほかにもう一つ、
ウォシュレット用の便座があります。

まだ怖くて使っていませんが・・

1月7日 COCHE CAMAでゆくブエノス・アイレス

イグアスの滝から
バスで南へ18時間。

アルゼンチンの首都、
ブエノスアイレスに着きます。

ちなみに今回、
一度は乗ってみたかった
高級な長距離バス、
COCHE CAMA(寝台バス)に
挑戦しました。

アルゼンチンは道路が
しっかり整備されている上、
椅子がほぼ180度に倒れるので
ボリビアの18時間とは
天と地の差でした。
(値段も8倍)

それでも、18時間は長いです。

1月6日 イグアスの滝


アルゼンチンとブラジルの国境にある
イグアスの滝。

圧倒的な水がわき出てくる滝は
迫力満点です。

はっきりいって
ただそれだけなのですが
この単純明快な自然の驚異を見るために
毎年たくさんの観光客が訪れます。

大自然の驚異!というよりは
ディズニーランド的な楽しみ方ができます。

そして、入園料等の料金も
ものすごい勢いで
年々上昇しているようです。

2009年現在の各種お値段はこちらです。

2009年1月21日水曜日

1月4日 ワインを割る。


楽しみにしていた
ETCHARTのTorrontes。

試飲したものよりも
もう1段階上のレベルの
AYRES Torrontes 2006。

蔵元からボトルで買って
いつ飲もうかと
楽しみにしていたのですが

イグアスに向かうバスターミナルで
不慮の事故により
ボトルが真っ二つに・・

ショックのあまり
ソフトクリームを
馬鹿食いすることにしました。

1月3日 ロクロとエンパナーダ


豆を中心に
牛肉やカボチャなどが煮込まれて
どろどろになった
濃厚スープです。

アルゼンチン北部の
家庭料理だそうです。

味も濃くなく
健康スープといった趣でした。

お店によって
味つけもさまざまです。

ちなみにこのロクロを食べた
レストランは
DONA SALTA という
エンパナーダで有名なところです。

隣に座っていた一家は
一家4人で30個近いエンパナーダを
注文していました。

1月02日 vol.5 Etchart


ここのボデガは、街から約2キロ。
自転車を借りて行ってきました。

ブドウ畑もすぐ近くにあり、
カファジャテの岩山が借景になって
美しい場所です。

収穫期には、
いいブドウの選別や
枝葉を取り除く作業に、
140人が3ヶ月をかけて
手摘みで収穫するそうです。

ここでは、Torrontesの
スイートとドライを試飲しました。
どちらも香り高くて美味しかったのですが
飲みすぎて具合が悪くなりました・・

2009年1月14日水曜日

1月2日 vol.4 Domingo Hnos


その名もドミンゴ兄弟。

カファジャテのレストランでも
ここのワインが多く
ハウスワインになっていることが多く、
Flan(プリン)と一緒にいただきました。


ボデガは街のはずれにあり、
ワイン畑もすぐ近くにあります。

ここでは、
トロンテス、
カルベネ・ソーヴィニオンの試飲、
そして、ブドウの絞りかすを
食べて育ったヤギのチーズを
試食させてもらいました。


このボデガには、
大まかに3つの種類が
あるそうです。

1つ目は、普通に発酵させて
ビン詰めしたベーシックなもの。
一番安くて、試飲をさせてもらえるのも
このレベルのものです。

2つ目は、ビン詰めした後に
数年(ドミンゴでは3年)寝かせたもの。
値段も少し高くなります。

3つ目は、フレンチ・オークで
半年から1年寝かせたあと、
ビン詰めして、さらに3年寝かせたもの。
これが一番高く、トロンテスの場合だと
少し色がウイスキーっぽくなります。

1月1日 vol.3 Salvador Figueroa


ここのボデガも、
エル・トランジトやナンニから
ほど近い街中にあります。

見学時間ではなかったのですが、
訪ねたらすぐに試飲させてくれました。

試飲させてもらったのは、
2種類のマルベック(赤)です。

オーク樽で寝かしている方が40ペソ
(1000円ちょっと)、
もうひとつが30ペソでした。

オーク樽で寝かせた方は、
香りや味の複雑さが一段と増します。

これを購入し、
新年のお祝いとしていただきました。

2009年1月9日金曜日

1月1日 vol.2 Nanni


エル・トランジトのお向かいのナンニは、
オーガニックワインを作っているところです。
ブドウの葉っぱを模したトレードマークは、
ボデガの壁にも、ボトルのラベルにも使われています。



ボデガには、気持ちのいい中庭があって、
見学もスペイン語・英語を織り交ぜた
簡潔、丁寧なもので調度良かったです。


そして、試飲はトロンテスに始まり、
マルベック、カルベネソヴィニオン、タナットと
6種類くらいをいっきに飲ませてくれます。

他の見学者も多く、
あまりゆっくり試飲できませんでしたが、
印象は以下の通りです。

Torrontes 2008
華やかでフルーティな香りです。

Rose 2008
鮮烈な香りで、甘さも強く、
はちみつのような味の奥に
うっすらスパイスを感じるような味です。


Malbec 2007
ストロベリーやプラムのようなフルーティな味。
色は薄めです。

Carbenet Souvinion 2008
香りは控えめで、苦味があり、
ステーキや臭みの強いチーズに合いそうです。


Tannat 2008
この品種は初めて飲みます。
腰が強いというか、どっしりとした味です。

2009年1月7日水曜日

1月1日 vol.1 El Transito


カファジャテの街中には
歩いて行けるボデガ(ワイナリー)が
いくつかあります。

ブドウ畑は郊外にあっても、
ワイン醸造所は街中にあるのです。

その中のひとつ、
エル・トランジトに行ってきました。

建物は新しく、デザイン性も高いです。

お向かいにある
ナンニ(NANNI)というボデガから

独立したボデガだそうです。

建物に入ってすぐのところにあるバーで
ゆっくり試飲させていただきました。

試飲をしたのは
Petro Mariniという銘柄の

トロンテス
マルベック
カルベネ・ソーヴィニオン 

の3つ。


*************


Torrontes 2008(白)

初体験のトロンテスは、
強いローズの香りが特徴的です。
ほとんど香水のような華やかな香り。
熟れたブドウの味とともに酸味が混ざり、
高級感あふれるテイストです。
トロンテスを初めて飲んだ人は、
びっくりすると思います。


ここのトロンテスは、
メキシコ、アメリカ、エクアドル、
ベネズエラ、パラグアイに
輸出されているそうです。


Malbec 2007(赤)

マルベックは、
アルゼンチンで広く飲まれている品種です。

ここのマルベックもトロンテスと同様に香りが強く、
ベリーやカシスの、しかも少し野生的な香りがします。
渋みもあり、癖の強い赤です。
しかし、慣れてくると
癖のように感じていた
ストラクチャーが
複雑に計算された美味しさのように

感じられるようになってきます。

この品種がアルゼンチンで広く飲まれている理由が
このへんにあるのかもしれません。

Carbenet Souvinion 2007(赤)

ボルドーのカルベネ・ソーヴィニオンだそうです。
あっさりした飲み口で、香りも華やかですが、
ちょっとした苦味があったり、
ウィスキーっぽいスモーキーさもあったりで
トリッキーなところがおもしろいです。
全体的にはすっきりとしています。

12月31日 カファジャテのワイナリー


チリを南下する予定を変更して
アルゼンチン北部にやってきたのは

ここにワインの産地があるからです。

サルタから南へ4時間の
カファジャテ(CAFAYATE)は、
アルゼンチンではメンドーサと並ぶ
ワイン産地となっています。

2000m近い標高のところにあり、
昼と夜の大きな寒暖差と
ほとんど雨の降らない気候によって
良質のブドウが採れます。

ボデガ(BODEGA)と呼ばれる醸造所は
カファジャテの街中にあり、

そこでちょっとした見学と
試飲ができます。

ここでは
カルベネ・ソーヴィニオン
メルロー

といったおなじみのブドウや

アルゼンチンで人気の
マルベック(赤)

カファジャテ名産の
トロンテス(白)
などのブドウが栽培されています。

12月30日 牛肉の国、アルゼンチン。


「アルゼンチンは何が美味しいの?」
と聞くと

行ったことがある人はみんな
「Carne(牛肉)!」と答えていました。

それくらい
アルゼンチンの牛肉ステーキは
そのボリュームと安さと美味しさで
他の食を圧倒しているようです。

この広大な国土に
一体どのくらいの牛が
育っているのでしょうか。

アルゼンチンの食料自給率は90%。

今までもどんなに不況になっても
分厚い牛ステーキを
ゆっくりたっぷり味わうことだけは
死守してきたそうです。

12月29日 エンパナーダ


エンパナーダは国や地域によって
具も大きさも調理の仕方も様々です。

ボリビアでエンパナーダと言うと
チーズが入ったパンのことを指し、
サルテーニャが具沢山の包み焼きでした。

ここアルゼンチンの
サルタのエンパナーダは
小さめの生地に、お肉と野菜が包まれ、
オーブンでこんがり焼かれています。

スペイン風餃子、
といった感じです。

このエンパナーダ屋さんは
牛肉、鶏肉、チーズの三種類。

さくさく、ほくほくな
美味しさです。

ちなみに一つ1ペソ
(US$1=3.5ペソくらい)。


*ボリビアのサルテーニャと
サルタのエンパナーダは似ているので、
サルタ風エンパナーダがサルテーニャと
言われているのかもしれません。

12月28日 アルゼンチンに入る。

サン・ペドロ・デ・アタカマから
バスで約11時間。

第二のヨーロッパ
と言われるアルゼンチンに
入ります。

ボリビア、チリとの国境も近い
アルゼンチン北部のサルタの街は
調度いいサイズの文明の街。

チリ、アルゼンチンに来て
今までのアンデスとは
ガラッと変わって
一気にヨーロピアンな感じになります。

物価はその分高くなりますが
生活に余裕があるのでしょうか

人々の顔つきがなんだか穏やかに
なっているような気がします。

12月27日 月の谷をこぐ。


月の谷とはいいネーミング。
実のところは、アタカマ砂漠です。

チリの国境近くにある町、
サン・ペドロ・デ・アタカマから
16Kmほど。

自転車をこぎながら見える
岩、岩、岩の風景も
未体験でしたが、


そこから見える乾ききった
アンデスの山々も圧巻です。

2009年1月3日土曜日

12月24日 ボリビアから、チリへ。


ウユニ塩湖を出発して3日目。
チリとの国境に着きました。

ボリビア南部には
塩湖があって
砂漠があって
火山があって
フラミンゴがいて。

色んな景色を
一度に美味しく
楽しむことができます。


戦争に負けたために
海に面していないこの国は
他国とのアクセスが非常に悪いと
言われています。

南米第2位の貧しい国、
と言われるボリビア。

でもボリビアの持っている
沢山の顔、自然の多様性には
今までの国には無い
魅力がありました。


それにしても
チリに入ってから
道がしっかり整備されているのに
ビックリしました。

国境を挟むだけで
こんなにも違うものなのですね。

12月23日 標高4000mのフラミンゴ


ウユニ塩湖の周りにも
沢山の塩湖や湖があります。

いくつかの湖には
フラミンゴが生息しています。

季節ごとに
渡っているとのことでしたが、
このあたりの標高は4000m~5000m。

こんな標高の高いところにも
ちゃんと飛んで来れるのですね。
鳥には高山病は無いのでしょうか。

12月22日 ウユニ塩湖


どこまでも白い平原。
これがすべて塩でできています。

ボリビア南部にある
ウユニ塩湖は
世界最大の塩湖で

四国の面積の

約半分の広さがあります。

昔海だった場所が
周りの土地と一緒に隆起して
こんな標高の高いところで
干上がってしまいました。

ボリビア随一の観光名所であり
約2億トンがあると言われる
塩の製造の源となっています。

12月18日 町中デング殺菌!


ルレナバケの町に
スピーカーで
デング殺菌のお知らせが
流れました。

ここでは
デング熱にかかった方が
今までに数人いるそうで、
たまに町を殺菌することが
あるそうです。

消防士のようなおじさんが
ホースを持って
白いスモークを
撒き散らしています。

町中火事のような感じです。

でも正体不明のスモークは
デングよりも怖いような。